2025年3月23日 / 最終更新日時 : 2025年3月23日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 生命保険受取金は、特別受益になりますか? A 原則なりません。ただし、共同相続人との間に生じる不公平が著しい場合には、特別受益に準じて持戻しの対象となります。 生命保険受取金は、指定された受取人の固有の財産となります。したがって、民法上の遺産とはなりません […]
2025年3月23日 / 最終更新日時 : 2025年3月23日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 借地権を相続することになりました。地主の承諾は必要ですか? A 不要です。ただし、借地権を区分して、複数の相続人にそれぞれ別々に借地権を取得させる場合には、賃貸人の承諾が必要です。 借地権を相続する場合、一般的には地主の承諾は不要です(最判昭29・10・7判タ45・27)。 […]
2025年3月20日 / 最終更新日時 : 2025年3月20日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 疎遠の父が亡くなりました。相続放棄をする予定です。気を付けるべき点を教えて下さい。 A ①財産の処分をしないこと、②相続があったことを知った時から3か月以内に相続放棄の申述をすること 財産の処分をしないこと 相続財産の全部又は一部を処分すると、「単純承認」したとみなされ、相続放棄をすることがで […]
2025年2月23日 / 最終更新日時 : 2025年2月23日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 配偶者短期居住権とは何ですか? A 配偶者が、少なくとも相続開始の時から6か月を経過した日まで、居住できる権利です。 配偶者短期居住権は、配偶者が被相続人の財産に属した建物に相続開始の時に無償で居住していた場合に、少なくとも6か月は居住が認められる権 […]
2025年2月23日 / 最終更新日時 : 2025年2月23日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 配偶者居住権とは何ですか? A 配偶者が、相続開始の時点で、被相続人の財産に属した建物に居住してたときに、配偶者が死亡するまで、当該建物に居住できる権利です。 配偶者居住権の取得方法 配偶者居住権は、①遺産分割、②遺贈、③死因贈与、④家庭裁判 […]
2025年2月16日 / 最終更新日時 : 2025年2月16日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 遺産分割前に預貯金を払い戻すことはできますか? A 預貯金額の1/3×各法定相続分については、150万円を限度として、相続人が単独で払い戻すことができます。 平成28年12月19日最高裁大法廷決定等は、これまでの判例を変更して、預貯金債権が遺産分割の対象に含まれると […]
2025年2月16日 / 最終更新日時 : 2025年2月16日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 遺産分割の対象となる遺産は? A 「相続開始時に存在」し、かつ「分割時にも存在」する「未分割」の遺産です。 相続開始時に存在する遺産であること 相続人の一人が、被相続人の亡くなる直前に被相続人名義の預貯金を引き出して着服等しまっていた場合、引き出され […]
2025年2月9日 / 最終更新日時 : 2025年2月9日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 私は、次男です。私は、両親と同居して介護しながら父を看取りました。相続について寄与分が認められるでしょうか?寄与分が認められるケースについて教えてください。 A 寄与分が認められるためには、身分関係に基づいて通常期待されるような程度を超える貢献(特別な寄与)が必要です。 寄与分とは 「寄与分」とは、共同相続人中に、被相続人の財産の維持または増加について特別の寄与をした者が […]
2025年1月25日 / 最終更新日時 : 2025年1月25日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 母が亡くなりました。遺産は預貯金5000万円です。相続人は、長男の私と次男の弟の二人です。弟は、無職になってから、2年間、母から毎月10万円の援助を受けていました。さらに10年前に2000万円(現在は3000万円)のマンションを買ってもらっています。弟は遺産を2分の1ずつ分けようと言っていますが、納得いきません。遺産分割調停ではどのような結果になりますか? A マンションについては特別受益にあたると判断されると思われますが、2年間の毎月10万円の援助については、親族間の扶養的金銭援助として特別受益にあたらないと判断される可能性があります。または、持戻し免除の意思表示があった […]
2025年1月19日 / 最終更新日時 : 2025年1月19日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 私の妻が私の父を献身的に介護してくれました。相続法が改正されて相続人でない妻も金銭が請求できると聞きました。どのような場合に金銭の請求ができますか? A 「被相続人に対して無償で療養看護その他の労務の提供をしたことにより被相続人の財産の維持又は増加について特別の寄与をした」親族は、相続の開始後、相続人に対し特別寄与者の寄与に応じた金銭(特別寄与料)を請求することができ […]