2025年1月25日 / 最終更新日時 : 2025年1月25日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 母が亡くなりました。遺産は預貯金5000万円です。相続人は、長男の私と次男の弟の二人です。弟は、無職になってから、2年間、母から毎月10万円の援助を受けていました。さらに10年前に2000万円(現在は3000万円)のマンションを買ってもらっています。弟は遺産を2分の1ずつ分けようと言っていますが、納得いきません。遺産分割調停ではどのような結果になりますか? A マンションについては特別受益にあたると判断されると思われますが、2年間の毎月10万円の援助については、親族間の扶養的金銭援助として特別受益にあたらないと判断される可能性があります。または、持戻し免除の意思表示があった […]
2025年1月19日 / 最終更新日時 : 2025年1月19日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 私の妻が私の父を献身的に介護してくれました。相続法が改正されて相続人でない妻も金銭が請求できると聞きました。どのような場合に金銭の請求ができますか? A 「被相続人に対して無償で療養看護その他の労務の提供をしたことにより被相続人の財産の維持又は増加について特別の寄与をした」親族は、相続の開始後、相続人に対し特別寄与者の寄与に応じた金銭(特別寄与料)を請求することができ […]
2025年1月19日 / 最終更新日時 : 2025年1月19日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 相続が発生した場合、遺産の全てが遺産分割の対象にならないと聞きました。遺産分割の対象とならない財産について教えてください。 A 遺産分割の対象とならない財産は、①祭祀財産、②一身専属権、③金銭債権(預貯金を除く)、④金銭債務です。①と②は相続財産にそもそもなりません。③と④は、相続開始と同時に法定相続分に応じて相続人に分割して帰属するので遺産 […]
2025年1月19日 / 最終更新日時 : 2025年1月19日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 内縁の夫が亡くなりました。遺言はありません。相続財産をもらう方法はありますか? A 内縁の夫に相続人がいる場合は、相続財産をもらう方法はありません。相続人がいない場合、特別縁故者として分与を受けられる場合があります。 内縁の妻に財産分与請求権はあるが相続権はない 内縁の解消に際しても、離婚 […]
2024年12月22日 / 最終更新日時 : 2024年12月22日 江東区の弁護士 大島由喜枝 労働問題 Q 試用期間後、本採用された労働者がいます。本採用されて間もなくして、求人で求めていた能力に足りないことが分かりました。解雇はできるのでしょうか。 A 本採用されて間もないといっても、本採用されているので、解雇をするには、通常の解雇規制が課されます。(解雇手続の規制と解雇理由の規制)手続的には、30日前の解雇予告又は予告手当を支払う必要があります。また、単に能力が低 […]
2024年12月9日 / 最終更新日時 : 2024年12月9日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 私は長男ですが墓を相続したくありません。遺産分割で弟に相続させることはできますか? A 墓は、相続財産に含まれず、祖先の祭祀を主宰すべき者が承継することになるので、遺産分割の対象にはなりません。しかし、相続人全員の合意により、特定の相続人を祭祀承継者と指定して祭祀財産を取得させることはできます。 […]
2024年12月8日 / 最終更新日時 : 2024年12月8日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 相続手続きで必要な戸籍は? A 遺言がある場合とない場合で異なります。 遺言がない場合 遺言がない場合、法定相続人を確定させるための戸籍が必要となります。誰が法定相続人となるかによって必要な戸籍は異なります。配偶者がいる場合、配偶者は必ず法定 […]
2024年12月7日 / 最終更新日時 : 2024年12月7日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 父が亡くなりました。所有不動産について相続登記をしたいと思っています。父の所有不動産を調べる方法はありますか? A 市町村が分かれば、市町村に「名寄帳」を請求します。全くどこに所有しているか不明な場合は、「登記簿図書館」という民間サービスを利用する方法もあります。 「名寄帳」は、ある人についての所有不動産の一覧書面です。固定資産 […]
2024年11月24日 / 最終更新日時 : 2024年11月24日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 相続登記が義務化されたと聞きました。いつまでに相続登記をする必要がありますか? A 自己のために相続の開始があったことを知り、かつ、当該所有権を取得したことを知った日から3年以内に、所有権の移転の登記申請をする必要があります(不動産登記法76条の2第1項) 相続が改正法施行前に発生した場合も相続登記 […]
2024年11月24日 / 最終更新日時 : 2024年11月24日 江東区の弁護士 大島由喜枝 相続問題 Q 地方にある実家の土地建物を相続したくありません。何か方法はありますか? A 土地であれば国に引き取ってもらえる場合があります(相続土地国庫帰属制度) 相続土地国庫帰属制度 「相続等により取得した土地所有権の国庫への帰属に関する法律」が制定され、令和5年4月27日より施行されました。これによ […]